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悲劇の中、箱舟は征く
 大変、ご無沙汰をしておりました、來來軒です。

 前回の更新からまた結構本業が忙しくなって、買ったレッスルもプレイできない内に、私の職場である美少女ゲーム業界に大激震が走り、とてもではないけど、更新どころではない日々を送っておりました。

 そんな最中、ここ数日、プロレス界をかつてないほどの悲劇が襲いました。
 悲しくて悲しくて、仕方ありません。

 レッスルエンジェルスの初代ストーリーは超世代軍の激闘にインスパイアされたものであることは、周知の事実であると思います。
 大変、やりきれない想いです。
 以下の文章は、私がmixiでここ数日書いた日記の、一連の出来事に関する部分を編集したものになります。
 もしよろしかったら、お付き合いください。

■6月14日
 昨日、会社での作業中に、まずは「三沢選手心肺停止状態」のニュースを知って……。
 それから、HUMANLIFE君とメッセで、このニュースについていろいろ話をしていたわけです。

「馳も心肺停止から蘇生したんだから大丈夫」
「こないだの松村みたいにさ、大丈夫でしょう」

 なんてそんな願いも空しく午後10時10分、三沢光晴選手は天に召されてしまった訳で。
 最初は、あまりの唐突な事態に、その事実を受け入れることが出来なかったのですが、いろいろと過去の試合の動画、入場シーンなどを見ている内に、「ああ、もう三沢の試合を見ることは出来ないのか」という想いにいっぱいになり、ついぞ、帰宅することも忘れているうち、こんな時間になってしまいました。
 正直な話、涙が止まりません。

 四天王プロレスと称されるそのストイックなスタイル、僕は大好きでした。

 格闘技路線、真剣勝負を打ち出し、プロレス界に新風を巻き起こしたUWFが人間関係のもつれで崩壊したのと前後する時期に、三沢を筆頭とする川田、小橋、菊池ら超世代軍の台頭、そこに田上選手を加えた、スポーツライクでストイックな「明るく、楽しく、激しいプロレス」。
 自らの命を削りあうような攻防。

 プロレスには台本があります。
 八百長という言葉を使う方もいるでしょう。
 でも、それはドラマのようなもので、肉体を鍛え上げた男たちの、心身を削り合う魂の戦い。
 演技、などという言葉では到底説明が付かぬほどの激しい攻防。
 その姿に、僕は感動を貰いましたし、生きる力、創作意欲を何度も貰ってきました。
 人生で受けた恩恵は大変大きなものです。

 三沢選手は国内のみならず、世界的なレベルでも稀有な才能、それこそ天才と言っていいレスラーでした。
 これは決して贔屓目な意見でないことは、youtubeにでも行って、三沢選手関連の動画、それに捧げられたコメントの数々を見ていただければ、理解していただけるかと思います。

 かつて、鉄人ルー・テーズが四天王プロレスを見て、

「あれはタフマンコンテストだ。レスリングではない」

 と酷評したことがあります。でも、そんな言葉を超えたレベル、単なる我慢比べでも力比べでもない、極限まで鍛え抜いた肉体、磨き上げたレスリングセンス、それらを駆使して、他の誰も真似できない、プロレスの一つの完成形を、彼らは繰り広げていました。
 そして、そんな極限のプロレスに、たまに還暦も近い馬場さんが付き合うのです。
 馬場さんも何かと揶揄されることの多い人ですが、その辺を歩いてる50代の人にラリアットの一発でも入れて、平気な訳ないですよね。
 それを見事に受けて、なおも立ち上がるのですから、やっぱりレスラーは凄いんです。

 三沢選手は、その中でも最高峰に位置する人でした。
 どんなに危険な投げ技を食らっても、相手より先に立ち上がって、渾身のエルボーを叩き込む。
 もう、何が彼をそこまで駆り立てるのか、全盛期の彼の試合は、鬼気迫るものすらありました。
 そんな天才である三沢選手が、受けの失敗で、試合中の事故でこの世を去る。
 プロレスの神様はなんと残酷なことをするんでしょう。
 遺された選手たちの心中、察するに余りあります。

 もし、追悼の式典か何かが催されるのなら、僕は会社を休んででも足を運び、お礼を言いに行きたいと思っています。
 認めたくないのだけど、認めて、乗り越えていかなければなりません。
 業界も、選手も、ファンも。
 この深い傷はいつになったら癒えるのか、それとも癒えることがないのか、分かりませんけど、誰よりも業界のことを考えてらした三沢選手のことです。あんまりめそめそするのも良くないですね。
 本人も「やらかしたな」と絶対思っているでしょうし。

 でも、何と言うか……。
 癌で急逝した、彼の先輩の冬木弘道選手が、信頼する三沢にその事実を打ち明け、助かる可能性も僅かと打ち明けたときに、
「引退試合はやるべきだ。ファンに最後の挨拶をすべき。場所は全部用意する」
 と、驚くべき手腕で引退興行を行い、冬木選手の最後の花道を作ってあげた、そんな男気あふれる人が……。
 お別れの言葉も言わずにいなくなるってどういうことなんだよ。

 奇しくも、今日はミッキー・ローク主演の「ザ・レスラー」という映画を見に行く予定でした。
 かつて、栄光の座にあったレスラーが怪我をして、ボロボロになるものの、夢捨てきれず、インディペンデントでレスラー人生を全うするという物語です。

 正直、大変辛いです。
 おそらく、人目も憚らずに泣いてしまうかもしれません。
 「止めとこか?」なんて話も有りましたけど、でも、この映画を今日見るということは、きっとすごく意味があることだと思うのです。
 そして、今日見に行かなかったら、多分一生見ないような気もしますし。

 では、最後に三沢光晴選手のご冥福を、心よりお祈りいたします。
 ありがとうございました。

 あの世で馬場さんや鶴田選手、橋本選手やブロディ、アンドレとドリームカードをこなさなきゃいけないでしょうから、まだまだ大変でしょうけど。

■6月15日
 仕事中に「スパルタンX」聞いてるだけで、まだ泣きそうになる。
 いい年をしているんだから、そんな子供みたいなことやってちゃダメなんだけど、やっぱり心の中のヒーローがあんな形でいなくなったんだから、辛い。

 日曜日にやってた事故直後の映像も、見てるだけで胸が潰れそうになった。
 博多スターレーン大会では大・彰俊コールが響いたという。
 三沢の遺影に土下座する彰俊の心中も痛いくらいに分かるけど、その心中やNOAHの未来を慮り、全力で彰俊コールをする観客も偉い。

 そういう話を聞いて、ますますプロレスというものが好きになった。

 そして、「レスラー」を見てきた。
 全編、沈痛な表情で観ていた。
 三沢選手のことがなくても、多分それは変わらない。
 後で調べたら、脚本家はやはり「ビヨンド・ザ・マット」を観て感銘を受け、この脚本を書いたらしい。
「プロレスとキリスト教には相通じるものがある」
 だから、ミッキー・ローク演じるランディはあんな風貌なのだなと。
 出来のいい映画だと思う。
 しかも、ラストシーンには、今回の事故の最大の原因であり、かつレスラーを聖人の高みにまで押し上げるもの、がくっきりと描かれている。
 やりきれない気持ちになると同時に、納得もする。

 非常に良い映画だと思うが……。
 興味を抱かれた方は、これを観た後にでも「ビヨンド・ザ・マット」という作品を観ることをお勧めします。
 事実は小説より奇なり。
「レスラー」のモチーフになっているストーリーがふんだんに出てきます。

 WWEがこの映画の公開当時、なんとかロークをレッスルマニアのリングに引っ張り出そうと画策していたが、WWEにとって毒でしかないこの作品を協賛する精神。
 ビンスを軽蔑すると同時に、感嘆せずにはいられません。
 まぁいつものことなんですけど。

 しかし、劇中の必殺技「ラム・ジャム(羊の角)」はなかなかセンスある(コーナーからのヘッドバット気味のダブルエルボードロップ)し、説得力もある。普通に誰か使っててもおかしくないくらい見栄えのある技で、良きかな良きかな。

 ミッキー・ロークもいい具合に枯れたなぁ。
 思春期ちょい後くらいにナインハーフ、エンゼルハート直撃、猫パンチボクシングやその後の低迷の時期も知ってる世代としては、これを期にもう一花咲かせて欲しいと思うわけですよ。

 なんてことを書いていたら、今度は「テッド・タナベ急逝」との報道が!!
 奇しくも三沢と同じ46歳。この人はまぁ、プロレスファンじゃないと知らないでしょうけど、みちのくプロレス、大阪プロレスの名物レフェリーだった方で……。
 小太りでコミカルな動きで、非常に愛された人だったんですよ。
 しかも、彼もメインイベント終了後に倒れて、そのまま永眠だなんて……。
 何なんだ、一体。どうなってるんだ。
 まぁ、テッドは一回心筋梗塞で倒れてるからなぁ……。
 でも、その後ダイエットしてたのに。
 本当、プロレスの神様は何やってんだ。
 そんなに急いでスタッフの補給をしなくてもいいだろうに。
 ここ数年、まだまだこっちでやれる人間を何人も引き抜きやがって。
 本当に、悔しくて仕方がない。
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2012/11/22(木) 12:13:09 | | #[ 編集]
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